学生時代が終わり社会人となると、読書感想文を書く機会は滅多になくなると思いますが、皆無になるとは言い切れません。社員教育の一環としてや研修の課題として読書感想文を書かせる企業もあります。

社会人となると学生の書く読書感想文とは求められるものが変わってきます。あらすじを書いてその本の感想を書くだけで終わり、とはいきません。

本を読んで知ったこと、学んだこと、そして自分がどう変わって成長したかを書くことが求められます。

そして社会人のための読書感想文を書くときにお勧めしたいのが「新書」です。今回は社会人の読書感想文におすすめの新書をご紹介します。

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 社会人のための読書感想文の書き方とコツ 社会人の読書感想文 新書のおすすめ

 新書とはどんな本なのか
 読書感想文に新書がおすすめの理由
 新書を読んでの読書感想文の書き方
 読書感想文におすすめの新書



新書とはどんな本なのか

そもそも新書とはどんな本か知っていますか?

新書は文芸書よりも小さく文庫版よりも大きな”新書版”という大きさの本です。ノベルズと呼ばれる新書の大きさの小説もありますが、一般的に新書というと社会・文化・科学など幅広いジャンルのノンフィクションの教養ものが書かれた本を指します。

専門書よりも堅苦しくなく取っつきやしすいので、専門ジャンルの入門書やちょっとした興味を満たしたいときに向いています。

社会人の読書感想文に新書がおすすめの理由

社会人の読書感想文に新書がおすすめの理由は

・専門書よりも分かりやすく読みやすい
・本が薄くてすぐに読める
・ビジネス書、自己啓発系がある


このような理由があります。社会人の読書感想文は「本を読んで学んだこと、成長したこと」の記述が求められるので、教養ものが多い新書がおすすめです。

社会人の読書感想文におすすめの新書のレーベルは、ビジネス書ならPHPビジネス新書やソフトバンク新書、読みやすいレーベルなら幻冬舎新書や新潮新書、光文社新書などがおすすめです。

中公新書、講談社現代新書、岩波新書などは研究書や専門書のように堅めのものが多い印象なので、読書が苦手な方にはあまりお勧めしません。

レーベルとは:例えば「角川文庫のレーベル」というと、「角川ホラー文庫」「角川スニーカー文庫」・・・などのシリーズ名やブランド名を指します。

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新書を読んでの社会人の読書感想文の書き方

新書を読んでの読書感想文の書き方ですが、基本的に普通の読書感想文と変わりません。構成として、①序文(書き出し) ②本文 ③結論(まとめ) の3つに分けられます。

最初の書き出しは「なぜこの新書を読みたいと思ったのか、その新書を選んだ理由」を書きます。その新書を読んで何を学びたいと思ったのか、何を知りたいと思ったのかという目的を明らかにします。

本文では新書の内容を要約して記述し、実際にその新書を読んで気になった点や印象に残った点、それに対する自分の感想や考察、どうしてそう思ったのかなどを書きます。たくさんのことを書き過ぎると散漫になるので、ポイントを絞って記述しましょう。

最後に結論を述べます。新書を読んで、自分が最も言いたいことを書きます。自分の学んだことや、気持ちや考えの変化した部分、成長したところをまとめましょう。

社会人の読書感想文におすすめの新書

①僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)
ips細胞の山中伸弥さん、将棋の羽生善治さんなどと歌人である永田和宏さんの対談集。著名な人たちも若い頃は他の人たちと同じように挫折や失敗、悩みを抱えていたことが分かります。

②決断力(角川oneテーマ21新書)
将棋の羽生善治氏の著作。少し古い本ですが、読みやすいのでおすすめです。勝負の世界で生きてきた著者の考え方や生き方が書かれた本です。

③立ち直る力
中山美穂の元旦那で小説家である辻仁成氏の著作。もともと中学生の息子に向けての言葉を集めたものを編纂した本で、固くなく読みやすい、心を前向きにしてくれる一冊。

④すべての教育は「洗脳」である~21世紀の脱・学校論~ (光文社新書)
何かと話題になるホリエモンこと堀江貴文氏の著作。教育によって国や社会に有用な都合のいい人間が作られてきた、という教育論。

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