読書感想文が苦手な高校生は少なくありませんが、それは読書感想文の書き方が分かっていないからです。書き方さえ分かれば読書感想文で悩むこともありません。

読書感想文がスラスラと書けるように、今回は読書感想文の書き方と例文についてご紹介します。

 高校生のための読書感想文の書き方とコツ 高校生の読書感想文の書き方と例文

 高校生の読書感想文の書き方
 高校生の読書感想文の書き出し(序文)の例文
 高校生の読書感想文のまとめ(結論)の例文



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高校生の読書感想文の書き方

高校生の読書感想文の書き方は基本的に小・中学生でやってきたことと変わりません。読書感想文の構成は ①書き出し(序文) ②本文 ③まとめ(結論)の大きく分けて3つに分かれます。

最初に構成を考え、始まりと着地点を決めておきましょう。自分が本を読んで何を一番感じたか、読書感想文を読む人にどういったことを一番伝えたいかという主題を決め、それに沿って読書感想文を書いていくと文章の流れが一貫としてまとまったものになります。

高校生の読書感想文の書き出し(序文)の例文

読書感想文の書き出しは重要です。読む人を引き込むような書き出しが書ければ上々ですが、書けない場合は本を選んだ理由やきっかけという定番パターンで書き始めましょう。

(例文)
「私が〇〇という本を読んだのは直木賞を受賞して話題になっていたからです。……」
「〇〇の主人公は甲子園を目指す高校球児です。僕も彼と同じ野球部なので、この本を読んでみたいと思いました。……」

高校生になったら少し捻った読書感想文の書き出しをしてもいいですね。

(例文 → 自分が感じたことや印象に残った台詞から書き出す)
「私が〇〇を読んで一番強く心に感じたのは、人は助け合って生きていかなければならないということです。……」
「『信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。』メロスのこの言葉が私の胸に強く残りました。……」

(例文 → 疑問から書き始める)
「〇〇の主人公は自分の両親を殺した相手を許します。私だったらきっと許せないでしょう。どうして主人公は敵を許すことが出来たのでしょうか」

(例文 → 本の登場人物、または読書感想文の読み手に向かって語り掛ける)
「〇〇、元気にやってますか?私が心配しなくてもきっと〇〇なら元気に冒険を楽しんでいるでしょうね。……」

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高校生の読書感想文のまとめ(結論)の例文

まとめ(結論)は読書感想文を締めくくる大事な部分です。けれど読書感想文の終わらせ方が分からないという高校生もいるようです。

読書感想文のまとめ(結論)には幾つかのパターンがありますが、『本を読む前と読んだあとの変化』で締めくくるのが一つの定番です。

(例文 → 本自体についての自分の印象の変化)
「〇〇という題名はどんな意味なのだろうと興味を惹かれてこの本を読んでみたが、読み終わってようやく〇〇という題名の意味が分かった。……」

(例文 → 主人公や登場人物に対する自分の気持ちの変化)
「最初は〇〇という主人公は臆病者で情けない奴だと思っていたけれど、本当は誰よりも勇気があり優しい人間なのだと分かった。……」

(例文 → 自分の気持ちの変化や成長した部分、加えて本を読んだ後の行動の変化を書いても◎)
「本を読んで私も主人公の〇〇のようになりたいと思った。これからは周りの目を気にするよりも自分がいいと思ったことはすぐに実践していこうと思った。……」

読書感想文は書き方さえ分かれば難しいものではありません。例文を参考にして素敵な読書感想文を完成させてくださいね。

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