読書感想文が苦手な高校生も多いと思います。読書感想文を書くときは、まず読む本を選ばなければなりません。そこで、高校生の読書感想文におすすめの書きやすい本をご紹介します。

読書感想文が書きやすい本とはどのような本かというと……

① ストーリーがはっきりしていて分かりやすいもの
② 作者の言いたいことがはっきりしていて、主題(テーマ)が分かりやすいもの
③ 主人公が自分と同じ境遇(高校生や同じ部活)のもの ④ 短編ですぐに読めるもの


以下に挙げる本5冊は、高校生におすすめ出来る読書感想文を書きやすい本の一例です。
参考にしてみてくださいね。

 高校生のための読書感想文の書き方とコツ 【厳選5】高校生におすすめの本

 かがみの孤城(2018年本屋大賞)
 ガールズブルー(女子高生におすすめ)
 夜のピクニック(2005年本屋大賞)
 二十四の瞳(2度の映画化の傑作)
 羅生門(芥川龍之介の短編傑作)



①読書感想文におすすめの書きやすい本 かがみの孤城

2018年の本屋大賞を受賞した話題の本です。中学生の女の子が主人公ですが、学校での人間関係のトラブルやいじめ、不登校といったテーマは高校生でも色々と感じることが多いと思います。人が救われること、生きていくということが描かれている優しいファンタジーでありミステリーであり、受賞も納得の面白さです。

②読書感想文におすすめの書きやすい本 ガールズブルー

高校生の女の子が主人公の小説です。著者のあさつあつこは映画やアニメにもなった「バッテリー」の作者です。落ちこぼれ高校に通う女子高生たちの日常を描いた青春小説なので、自分の境遇と比較して書いてみるといいでしょう。

③読書感想文におすすめの書きやすい本夜のピクニック

2017年には直木賞と本屋大賞をW受賞した「蜜蜂と遠雷」の作者・恩田陸の、高校生が主人公の青春小説です。80キロも歩くという行事、同じ高校生の自分ならどう思う?楽しめそう?今の自分と比べて書いてみましょう。10代のうちに是非読んでみて損はない一冊です。

④読書感想文におすすめの書きやすい本 二十四の瞳

「二十四の瞳」は反戦小説ですが、小説の中にはっきりと戦争を批判する言葉は出てきません。しかし書かれている描写から戦争がいかに悲しく惨いことかが伝わってきます。映画化もされているので、本を読むのが苦手な高校生は映画と合わせて読むといいかもしれません。

⑤読書感想文におすすめの書きやすい本 羅生門

芥川龍之介の名作短編「羅生門」は読んだことのある高校生も多いでしょう。芥川龍之介だけでなく太宰治や夏目漱石らの文豪の名作短編は、短編なのですぐに読めます。またこのような名作は教科書や副読本に解説が載っている場合があるので、そちらを参考にして読書感想文を書くという手もありますよ。