読書感想文を書こうとしても、どんな本を選んだらいいか分からない。そんな高校生にオススメしたいのがベストセラーで話題になった「君たちはどう生きるか」という本です。

漫画版の「君たちはどう生きるか」は200万部を超え大ヒットしましたが、原作は1937年に吉野源三郎さんが書かれた小説です。かなり昔の小説ですが、いいものは時代を越えて人に感動を与えるんですね。

アニメ監督の宮崎駿さんが制作中のアニメ映画のタイトルをこの本から取って「君たちはどう生きるか」にすると発表したことで話題にもなりました。

 高校生のための読書感想文の書き方とコツ 高校生「君たちはどう生きるか」の読書感想文を書きたい!

 読書感想文に「君たちはどう生きるか」がオススメの理由
 「君たちはどう生きるか」のあらすじ
 「君たちはどう生きるか」の読書感想文のポイントは?



高校生の読書感想文に「君たちはどう生きるか」がオススメの理由

高校生の読書感想文に「君たちはどう生きるか」が何故オススメなのかというと

① 漫画版があって内容が分かり易い
→ 大ヒットした漫画版と合わせて小説を読むと内容が分かりやすい。小説が苦手でも漫画なら取っ掛かりやすい。

② 元々が児童向けに書かれた本
→ 「君たちはどう生きるか」は第二次世界大戦が始まる前の1937年に自由で進捗的な考えを子供たちに伝えた本です。元々が児童向けなので、書き方も内容も分かりやすいので読みやすいでしょう。

③ 若い世代の悩みを持つ高校生にオススメ
→ 「君たちはどう生きるか」は中高生から大人まで幅広く読まれていますが、やはり若いときに一読することをオススメします。読書感想文のためだけではなく、これからの人生に役立つことになるでしょう。

「君たちはどう生きるか」のあらすじ

格差社会、いじめ、学問、貧困問題……80年前も現在も人生のテーマは変わりません。高校生の”君たち”も共感したり、色々と考えさせられる本だと思います。

高校生の読書感想文「君たちはどう生きるか」のポイントは?

「君たちはどう生きるか」は主人公であるコペル君が日常生活の中で起こる様々な問題を通して、叔父さんとやりとりしながら生き方を考え成長していく物語です。日々のコペル君の問題や疑問に対して叔父さんが答える形式なので、著者がこの本を通して言いたいことは分かりやすいと思います。

「君たちはどう生きるか」には幾つかの著者の主張があります。それに関しての自分の感想や考え、自分の体験との比較などを書いていきましょう。

①世界の中心が自分なのではなく世の中の流れの一つが自分である
②友人がいじめられていたとき、自分ならどうするか
③見ず知らずの人でも生産関係があり、助け合って生きている
④世の中には生産者と消費者があり、生産者は貧しいかもしえないが消費者よりも欠かせない人物であり、消費者は裕福であっても驕ってはならない(貧困と格差について)
⑤偉人とは人類の進歩に役立つ人である
⑥学問は人類の経験をひとまとめにしたものであり、人類のために学問を修めなければならない


この本の最後には著者からまさにタイトル通りに『君たちはどう生きるか』と問い掛けがあります。答えは本には書かれてありません。是非それに対しての答えを読書感想文に書いてください。