小学生のお子様の中には読書感想文を書くのが苦手で、夏休みの宿題が中々終わらないという子も多いようです。読書感想文が苦手な小学生が多いのは、学校の授業でその書き方を教わらないからだと思います。書き方さえ分かれば、読書感想文はそんなに難しいものではありません。

読書感想文を書く前に「はじめ・なか・おわり」の3つの構成に分けて何を書くかを考えておくと、スムーズに本文を書くことができます。今回はその構成に合わせた小学生の読書感想文のテンプレート(例文)をご紹介します。

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 小学生のための読書感想文の書き方とコツ 小学生の読書感想文のテンプレート(例文)

 読書感想文の「はじめ」部分のテンプレート
 読書感想文の「なか」部分のテンプレート
 読書感想文の「おわり」部分のテンプレート



小学生の読書感想文の「はじめ」部分のテンプレート

読書感想文のはじめ(書き出し)は、自分がその本を選んだ理由や本の内容(あらすじ)の紹介から始めると書きやすいでしょう。読書感想文のはじめの部分のテンプレートをあげてみます。

『ぼく(わたし)は〇〇〇(本の名前)という話を読みました。
 この本を読もうと思った理由は【             】からです。』


この【 】の部分に本を選んだきっかけや理由を書きます。

たとえば、
「ぼくは〇〇〇という話を読みました。この本を読もうと思った理由は、主人公がサッカーが大好きでぼくも同じようにサッカーが大好きで習っているからです。」

「わたしは〇〇〇という話を読みました。この本を選んだのは、〇〇〇という話のタイトルを見て、どういうことなのか不思議に思ったからです。」

「ぼくは〇〇〇という本を読みました。この本を読んだきっかけは、お父さんがぼくと同じくらいの年齢のときに読んで『とても面白かった』と教えてくれたからです。」

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小学生の読書感想文の「なか」部分のテンプレート

読書感想文のなかの部分は、作文のメインの部分です。本を読んで心に残った場面や自分の思ったことを書いていきます。読書感想文の本を読みながら、感動したところや疑問に思ったところにふせんを貼っていき、そこから2つか3つほど選んで書きましょう。

『いちばん心に残ったところは、【          】の場面です。
それはわたしが【         】と思ったからです。』


「ぼくがいちばん心に残ったところは、主人公の〇〇〇が敵と戦う場面です。それは、敵は〇〇〇よりもとても強くて勝てそうにないのに、みんなを守って戦おうとしたのがすごいと思ったからです。」

「わたしは主人公が友達と仲直りをした場面がいちばん心に残りました。もしもわたしが主人公と同じ立場だったら、友達を許して仲直りするなんてできないかもしれないと思ったからです。」

印象に残った場面や感動した場面を説明してから、自分の感想を書いていきましょう。

小学生の読書感想文の「おわり」部分のテンプレート

読書感想文のおわり(まとめ)は、本を読んで自分がいちばん強く思ったこと、本のテーマや作者が訴えたいことを書きます。本を読んで自分の気持ちがどう変わったか、本を読んで自分がどうしようと思ったか、自分の目標や夢などを付け加えて書くと、まとまりのある読書感想文になります。

『ぼく(わたし)は、この本を読んで【             】と思いました。 これからは【              】と思います。』

「ぼくはこの本を読んで、学校で勉強できることがとても幸せなことだと分かりました。これからはもっと学校の授業を大切に聞きたいと思います。」

「わたしはこの本を読んで、看護師の仕事はすばらしいと思いました。わたしも看護師になってたくさんの人を助けてあげたいと思います。」

小学生低学年のうちは中々読書感想文を書くのは難しいですが、テンプレートに当てはめながら書くとスムーズに書きやすいと思います。がんばりましょう!


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