子供の頃から夏休みの宿題の定番といえば読書感想文・・・でも、高校生になっても「やっぱり読書感想文は苦手」という高校生も少なくありません。

読書感想文が苦手な高校生が多いのは

・何の本を読んだらいいのか分からない
・本を読むのが苦手
・どうやって読書感想文を書けばいいのか分からない


など色々な理由があると思います。

読書感想文が苦手な高校生は最初の書き出し(書き始め)の一文からつまずきがちで、そこから全然筆が進まないということがあります。まずは最初の第一歩を進めるために、今回は高校生の読書感想文の書き出し(書き始め)についてご紹介します。

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 高校生のための読書感想文の書き方とコツ 高校生の読書感想文の書き出し(書き始め)

 読書感想文の書き出しの定番
 インパクトのある4つの書き出し
 読書感想文の8つの書き出し



高校生の読書感想文の書き出しの定番

読書感想文の書き出しで悩んだら、「どうしてこの本を選んだのか」という理由から書き始めましょう。

「表紙がきれいだったから」「作者の他の本を読んだことがあったから」「友達に勧められたから」・・・など、何でもOKです。

最初の書き出し(書き始め)さえ出来れば、後は何とかなることも多いです。まずは最初の一歩目「どうしてこの本を選んだのか?」その理由から書いてみて下さい。


インパクトのある4つの書き出し

インパクトのある文は人を引き込みます。最初の書き出し(書き始め)が印象深かったり切れ味がいいと、読む人は続きが気になってグイグイ引き込まれますし、書く方も自信を持ってスラスラ書き進められます。

前述した定番「本を選んだ理由」、から書き出してもいいのですが、もっと「インパクトのある書き出し」を目指してみましょう。

1、結論・まとめから書く………普通は最後にまとめを持ってきますが、最初からズバリ本を読んで自分が一番強く思ったことや、自分が本を読んで変化したことを書きます

2、疑問を書く………主人公や起こった出来事に対して、自分が一番疑問に思ったことから書きます。
(どうして〇〇はそんなことをしたのだろう、と私は思いました。)

3、自分の印象に残った場面や台詞を本から引用する
(「 恥の多い生涯を送って来ました。」第一の手記の始まりのこの言葉に私はとても衝撃を受けた。)

4、自分と登場人物の対比
(私と主人公の〇〇は同じ年で、同じ高校生です。部活の野球をやっているのも一緒なのに、野球に対する気持ちは〇〇と私では全然違っていました。)


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高校生の読書感想文の8つの書き出し

高校生の読書感想文の書き出し(書き始め)の8つの例です。参考にして頂き、読書感想文のスタートダッシュを決めてしまいましょう!

1、(本を選んだ理由)
平積みにされた本の中の一冊に私は目が留まりました。題名の「〇〇〇〇」は、まさにその時の私の気持ちにぴったりのタイトルだったからです。

2、(主題から始める)
「戦争はいけない、平和は大切だ」ということを私は分かっているつもりでした。しかしこの本を読んで、私はより戦争の悲惨さと平和の大切さや尊さを知ることができました。

3、(印象に残った台詞や場面を引用)
「精神的に向上心のないものは馬鹿だ。」その言葉を初めて読んだとき、私はどきっとした。

4、(擬音語や擬態語から始める)
「ウォーン、ウオーン。」妻を失って嘆き悲しむ狼王の鳴き声を想像するだけで、目に涙が浮かんでしまった。

5、(疑問から始める)
どうして主人公の〇〇は逃げなかったのだろうと思った。あのまま逃げていれば自分だけは助かったかもしれないのに。

6、(主人公や登場人物と自分との対比)
私は〇〇という人物に対して、親近感を持ちました。同じ引っ込み思案で人見知りな性格が私と同じだったからです。

7、(自分の話から書き出す、自分と登場人物を置き換えてみる)
今、教室で僕の隣に座っている友達が敵になったとしたら、僕はどうするだろうか。「野ばら」に出てくる老兵士と若い兵士の話を読んでそう思った。

8、(主人公や登場人物、もしくは読んでいる人への呼びかけ)
〇〇、ありがとう。君のおかげで私は前より強くなれた気がします。

高校生の読書感想文の書き出し(書き始め)は色々なパターンがあると思います。あなた独自の「書き出し」を考えてみて下さいね!


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