中学生ともなると学校の勉強も難しくなってきます。夏休みの宿題も多くなりますが、その中でも地味に大変なのが読書感想文です。「本を選んで、その感想を作文にする」という作業ですが、本を読むのが苦手だと「本を選ぶ」時点でつまずいてしまいます。

自分で本を選びきれないときは全国学校図書館協議会が指定する課題図書を読んでみてはいかがでしょうか?

  中学生の読書感想文と課題図書について

 読書感想文の課題図書とは?
 読書感想文の課題図書を選ぶメリット
 課題図書を選ばなくてもOK!



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中学生の読書想文の課題図書とは?

まず「課題図書」というのは、全国学校図書館協議会と毎日新聞社が主催する青少年読書感想文全国コンクールにおいて「課題図書」の部門で対象とされる図書のことです。小学校低学年、中学年、高学年の部と、中学校の部、高校の部があります。読書感想文の課題図書は毎年四月に発表されています。

読書感想文コンクールの主催者が指定した本を読んで書くのが「課題読書」です。本の専門家の先生方が、新しく出版されたたくさんの本の中から、年齢に合わせて、多くの感動を得られたり新たな知識を得られたりする本を、フィクション、ノンフィクション、外国作品などから選んだものです。

青少年読書感想文全国コンクールには課題図書部門のほかに、自由図書の部門があります。自由図書は教科書、副読本、読書会用テキスト類、雑誌、パンフレット、日本語以外で書かれた図書以外の本なら何でも自由に選べます。マンガや写真集、図鑑や辞書でもOKです。

中学生の読書感想文で課題図書を選ぶメリット

名作から新作まで数多くの本がありますが、本を読み慣れていないとその中からどの本を選んで読書感想文を書けばいいのか迷ってしまいます。その点、読書感想文の課題図書は一年間のうちに出版された新しい本の中から、本の専門家によって読書感想文の課題図書にふさわしい選択基準を満たしたものから選び出されています。

課題図書(読書感想文)に選ばれる作品は、
・発達段階に応じて楽しめる
・深い感動や新しい認識を与えられる
・他者を尊ぶ気持ちが貫かれている
・児童生徒の興味関心をひく内容
・流行りに迎合的になりすぎていない
・ノンフィクションは事実に基づいている
など、安心して子どもたちが読書を楽しめるものになっています。

課題図書は本の専門家による「中学生という年齢に合わせた、色々な知識や感動を得られる本」という保証があるようなものです。それだけ読書感想文が書きやすいともいえるでしょう。

中学生の読書感想文は課題図書を選ばなくてもOK!

中学生の読書感想文の課題図書はそれだけ本としてのレベルがプロによって保証されているものなので、読んで損はないでしょう。普段から読書をする中学生であっても、課題図書がいつもとは違うジャンルの本を読む切っ掛けになるかもしれません。

かといって、課題図書に拘ることはありません。特に本を読むのが苦手な子は自分の興味のないジャンルや内容の本を読むのは大変だと思います。自分の関心のあるジャンルや自分と同じ境遇の主人公の本を選ぶなどするのがおすすめです。

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