読書感想文は中学生の夏休みの宿題の定番ですが、最後まで手をつけられず残してしまいがちですよね。本を読んで、その感想を作文にする。しかもその読書感想文は原稿用紙5枚分――――2000文字も書かないといけないのです。

作文を書くのが苦手な子にとっては、原稿用紙5枚というのはかなりの量です。

「読書感想文5枚分の書き方が分からない!」
「あと一枚、どうしても足りない!」

そんなことにならないように中学生の読書感想文の書き方として、あらかじめ構成を考え文章量を考えておきましょう。中学生の読書感想文5枚の書き方をご紹介します。

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  【総まとめ】中学生の読書感想文5枚の書き方

 どうして原稿用紙5枚なのか
 読書感想文5枚の構成を考えよう
 文字数で原稿用紙を振り分けよう



中学生の読書感想文はどうして原稿用紙5枚なのか

中学生の読書感想文は大抵原稿用紙5枚まで(本文2000字以内)と決まっています。青少年読書感想文全国コンクールの規定で読書感想文の書き方は決まっているので、大抵の学校はこれに準拠しています。

5枚まで、ということは3枚でも4枚でもいいんでしょう?と思いますよね。

確かにそうですが、読書感想文は本を読んでその内容を理解し、その感想を規定の文字数の作文にするという国語の能力を鍛える宿題でもあります。5枚の2000字ならばその8割の1600字は埋めましょう。

中学生の読書感想文5枚の構成を考えよう

中学生の読書感想文の書き方として、まず原稿用紙に作文を書き始める前に構成を考えておきます。中学生の読書感想文の書き方は、まず構成を大まかに3つに分けることから始めます。

・序文(書き始め)………その本を読もうと思ったきっかけや理由
・本文      ………あらすじと感想
・結論(まとめ) ………本を読んで自分が得た理解や、変化

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文字数で原稿用紙を振り分けよう

読書感想文の構成を考えて、原稿用紙5枚の文字数を振り分けていきます。

序文(書き始め)は原稿用紙半分程度(約200文字)、メインとなる本文は原稿用紙3枚半の1400文字程度、結論(まとめ)は原稿用紙一枚400文字が目安です。

メインの本文はあらすじ(本の説明)と感想を書きますが、中学生の読書感想文のメインはあくまで「感想」なので、あらすじはざっくりと短くまとめましょう。「感想」は特に印象に残った場面や登場人物の行動について書き、そのことについての自分の考えをハッキリと書くのがポイントです。

「もしも私が〇〇だったら……」と主人公の立場になって考えてみたり、もしくは他の登場人物からの視点で物語を見ても面白い感想が書けるでしょう。

最後の結論(まとめ)の書き方は自分が本から読み取った作者の訴えたいこと(主題)を書きます。それについて自分が考えたことや理解したこと、本を読む前と読んだ後の気持ちの変化や、行動の変化、成長などを書くと、まとまりのいい読書感想文になります。


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