小学生から中学生になっても、やっぱり読書感想文は夏休みの宿題の定番ですね。読書が苦手な子、作文を書くのが苦手な子はもちろんのこと、「読書感想文になると何を書いていいか分からない」という子もいると思います。

中学生になっても読書感想文が書けない理由……それは中学生になるまで読書感想文の書き方を学校で教えてもらったことがないからです。読書感想文の書き方とコツさえ掴めば、意外と簡単に読書感想文は書けるんです!

そこで今回は中学生のための読書感想文の書き方とコツをご紹介しますね。

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  中学生のための読書感想文の書き方とコツ

 読書感想文の本を選ぶコツ
 読書感想文の本の読み方のコツ
 読書感想文の書き方のコツ
 読書感想文のレベルを上げるコツ



中学生の読書感想文の本を選ぶコツ

小学生と違って中学生になったんだから、名作と呼ばれるものを読まなくっちゃ……なんて思っていませんか?そんなことはありません。もちろん名作を選んでもいいのですが、馴染みのない時代や文章の書き方だと読みにくいこともあります。

まずは自分が読みやすい、楽しめる本を選びましょう!

①自分が共感できる本(主人公と自分の境遇が似ている等…)
②興味のある内容が書かれた本
③主題や作者の訴えたいことが分かりやすい本、
④映像化されている本


これらの本を選ぶのが読書感想文の本を選ぶコツです。特に本を読むのが苦手だという子は映像化されている本がおすすめです。映像で見ると話の流れが分かりやすく、本を読むのも取っ掛かりやすくなります。

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中学生の読書感想文の本の読み方のコツ

読書感想文を書くとき、まずはざっと一度本を読みましょう。本の内容がだいたい掴めたら、二度目はしっかり理解しながら読みます。

本を読みながら把握しておきたい点は
①本のあらすじ(5W1H … いつ・誰が・どこで・何をしたか)
②登場人物の性格、行動、心の変化
③印象に残った場面や文章


自分の印象に残った場面や強く感じた部分にはふせんを貼っておきましょう。大き目のふせんを用意して、強く印象に残った場面に自分の感じたことをメモして貼っておくと、後から読書感想文を書くときにとても役立ちます。

中学生の読書感想文の書き方

読書感想文は主に3つの構成に分けられます。
①序文(書き出し) ②本文 ③結論(まとめ)
です。

①序文(書き出し)
読書感想文の書き出しです。書き出しでつまってしまったら「どうしてこの本を選んだのか」を書くと、書きやすいです。

②本文
自分の印象に残った場面や強く感じた部分に貼ったふせんをチェックして、読書感想文のメインとなる本文を書きます。ふせんを貼った箇所が十も二十もあるかもしれませんが、読書感想文を書くときは3つ程度に絞るのがコツです。

あまり多くのことに言及すると内容が散漫になり、何を伝えたいか分かりにくい作文となってしまいます。印象に残った部分や伝えたいことを絞り、その場面の説明と自分の感想や考えを並べて書いていきましょう。

③結論(まとめ)
最後のまとめです。このまとめの部分は、本を読んで自分が強く感じたことや作者の訴えたかったことなどを書きます。

一般的にまとめの部分は以下のように「本を読んで自分が変わったこと」を書くのがおすすめです。

・本を読んで学んだこと、知ったこと
・本を読んで自分の気持ちや考えが変わったこと
・本を読んで自分がしたいと思ったこと


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中学生の読書感想文のレベルを上げるコツ

読書感想文のレベルを上げるコツは、前述した読書感想文の書き方のコツに書いたように「本を読んでいかに自分が変化したか」を書くことが大切です。あらすじやただの感想を書くだけでは物足りない読書感想文になってしまいがちです。

・本を読む前と読んでからの自分の考えの変化
・本を読んで変わった自分の行動


読書感想文のまとめに「本を読んで、私もこれからは〇〇のように〇〇したい」と書くのは簡単です。しかし、そこから一歩進んで、その本を読んで学んだことや考えたことを実践してみましょう。

例えば「今までは恥ずかしくて電車でおじいさんやおばあさんに席を譲ることができなかったけど、〇〇のように優しい人になりたくて声を掛けるようになりました。」といったように。

本を読んで気持ちが変化し、実際の行動につながったということを書けば素晴らしい読書感想文になると思います。


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